高橋一生「迷いなく、すっとお芝居ができた」。天才的塾講師の半世紀を熱演

NHK総合で1月26日スタートの連続ドラマ「みかづき」(土曜午後9:00)の試写会が行われ、主人公の大島吾郎役の高橋一生、赤坂千明役の永作博美が出席した。

同ドラマは森絵都氏の同名小説を原作に、天才的講師の吾郎とカリスマ経営者の千明の出会いが生んだ、学習塾と家族の半世紀を描くストーリー。高橋は「最初から迷いなく、すっとお芝居ができて不思議な感覚でした。エンターテインメントですが、家族の物語であり、家族のあり方を考えさせられる作品だと思います」とアピールした。

20~70代までの吾郎を演じた高橋は「全5話の中でかなり時代が飛ぶのですが、それを全く感じませんでした。子どもたちもみるみる年をとっていき、手をつないで砂浜を歩いたシーンの翌日には成人していたり。成人してから、おでん屋の屋台で会っても自然だったんですよね」と自身も驚くほど役になり切っていたことを告白。

永作も「千明はものすごくエネルギッシュな人だったので、そのエネルギーに引っ張られ、勢いで生き抜いた感じです。年老いていくのも意識せず、それは目の前にその時代の吾郎になった一生さんがいたからだと思います。家族に目を向けていたら、一生が終わっていた感じです」と高橋と一体となってドラマの世界を駆け抜けたことをアピールしていた。

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