2019アジア選手権 男子ケイリンで脇本雄太が優勝

インドネシア・ジャカルタにて2019年1月9日〜13日の日程で開催中の第39回アジア自転車競技選手権大会。1月10日、トラック競技2日目は男子ケイリン、チームパーシュート決勝などが行われた。

男子ケイリンは2018年世界選手権銀メダルの河端朋之、ワールドカップで優勝した脇本雄太、アジア大会銀メダルの新田祐大の3人が出場。決勝まで全員順当に進出した。決勝は脇本がペーサー退避後からの先行でそのまま他を寄せ付けず完勝しアジア選手権で3度目の金メダルを獲得。河端は3位、新田は6位となった。

エリートのチームパーシュートは男女ともに予選を2位で通過し決勝の相手は韓国。予選のタイム1位の相手にともに序盤は対等な走りを見せるも後半隊列が乱れ失速。韓国に追い抜かれ共に銀メダルに終わった。チームパーシュートはオリンピック出場枠獲得に向け最低限のポイントは得たものの、残るワールドカップでの上位入賞が求められる厳しい立ち位置が続く。

第26回アジア・ジュニア自転車競技選手権大会は、男子チームパーシュートで日本がカザフスタンとの接戦を制し優勝。
第8回アジア・パラサイクリング自転車競技選手権大会では、川本翔大が貫禄勝ちで金メダルを獲得した。

男子ケイリン表彰式

●脇本雄太のコメント:
「アジア選手権優勝するのも3回目、勝って当たり前という感じに思っている。1回戦、2回戦は思ったとおりのレースができなかったが、決勝は納得できるレースを心がけ、それができた。世界選手権へ向けてしっかり気持ちを入れ直し、また頑張りたいと思う。」

男子ケイリン結果
1 脇本雄太(日本)
2 ムハマド・シャローム(マレーシア)
3 河端朋之(日本)
6 新田祐大(日本)

男子チームパーシュート結果
1 韓国
2 日本(窪木、近谷、一丸、橋本)

女子チームパーシュート結果
1 韓国
2 日本(中村、梶原、古山、吉川)

ジュニア男子チームパーシュート結果
1 日本(高橋、四宮、岡本、生野)4分17秒298

ジュニア女子オムニアム
2 内野艶和

パラサイクリング男子個人パーシュートC1-3
1 川本翔大 3分51秒057

パラサイクリング男子Bスプリント
2 日本(木村、倉林)

その他の種目結果

【text&photo: 日本自転車競技連盟

男子チームパーシュート表彰式。日本(窪木、近谷、一丸、橋本)は2位
女子チームパーシュート表彰式。日本(中村、梶原、古山、吉川)は2位
ジュニア男子チームパーシュートは日本代表チーム(高橋、四宮、岡本、生野)が優勝
パラサイクリング男子個人パーシュートC1-3は川本翔大が優勝

・第39回アジア自転車競技選手権大会
派遣期間:2019年1月5日(土)~1月14日(月)
大会期間:2019年1月8日(火)~1月13日(土)
開催場所:インドネシア・ジャカルタ

監 督:ブノア・ベトゥ(短距離ヘッドコーチ)、イアン・メルビン(中距離ヘッドコーチ)
ドクター:内田 彰子(強化医科学部会員)、寺門 厚彦(強化医科学部会員)
メカニック:森 昭雄(強化支援スタッフ)、齊藤 健吾(強化支援スタッフ)、高橋 優平(強化支援スタッフ)
マッサー:中山 真臣(強化支援スタッフ)木下 遥(強化支援スタッフ)
スタッフ:ジェイソン・ニブレット(強化支援スタッフ)、田畑 昭秀(強化支援スタッフ)、ロバート・スタンレー(強化支援スタッフ)、井上 純爾(強化支援スタッフ)、アリス・ボナミ(強化支援スタッフ)

選 手
<短距離ナショナルチーム>
脇本 雄太(JPCA JPCU福井)
河端 朋之(JPCA JPCU岡山)
渡邉 一成(JPCA JPCU福島)
新田 祐大(JPCA JPCU福島)
深谷 知広(JPCA JPCU愛知)
雨谷 一樹(JPCA JPCU栃木)
小林 優香(JPCA JPCU福岡)
太田 りゆ(JPCA JPCU埼玉)

<中距離ナショナルチーム>
近谷 涼(富山 チームブリヂストンサイクリング)
一丸 尚伍(大分 チームブリヂストンサイクリング)
橋本 英也(岐阜 JPCU岐阜/チームブリヂストンサイクリング)
沢田 桂太郎(宮城 日本大学/チームブリヂストンサイクリング)
窪木 一茂(福島 チームブリヂストンサイクリング)
中村 妃智(千葉 日本写真判定)
古山 稀絵(東京 日本体育大学)
橋本 優弥(岐阜 鹿屋体育大学)
梶原 悠未(茨城 筑波大学)
吉川 美穂(和歌山 Live GARDEN Bici Stelle)
鈴木 奈央(JPCA JPCU静岡)
※所属チーム名はリリース日に基づく。

日本自転車競技連盟(トラック競技)

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