【プレミアリーグ】18ヶ月の出場停止処分から復帰したナスリ「セカンドチャンスをもらえて幸運に思う

出場停止処分から復帰したナスリ

ドーピング規定違反で18ヶ月の出場停止処分を受けていた元フランス代表MFサミル・ナスリ。一度はサッカー選手のキャリアは終わったかに見えたが、今冬にウェストハムと半年の契約を締結。ナスリはセカンドチャンスとなった今回の契約を最大限に応えたいと語った。

2016年12月にナスリは、ロサンゼルスの診療所で静脈内治療を受けた際に世界アンチドーピング庁の規律を違反したとして、18ヶ月のサッカー選手としての活動を禁止に。処分が終了となった昨年12月末にウェストハムからオファーがあり、今シーズンいっぱいまでの契約を交わすこととなった。アーセナルやマンチェスター・シティでプレーした経験を持つナスリにとって懐かしいプレミアリーグでのプレーとなったが、イギリスメディアのインタビューに応じたナスリは失われた時間を取り戻すと熱心に語った。

「規律違反に関しては、僕は違反となる物質を一切摂取してなかったから、処分にはがっかりしているよ。多すぎたのはビタミン剤の投与量だった。2日分を1日で投与したから過剰摂取と言われた。医者の処方箋もあったけど病気を早く治したかったんだ。そのことで1年間のキャリアを失い、ある時点では4年間の停止処分の話もあった。多くの事を頭の中で考えたよ。この経験はキャリアの中で最悪だった。家族や友人のサポートでなんとか保っていたけど、一番好きなものを失った時は憂鬱だったよ。今回ウェストハムとの契約にはとても感謝している。サッカー選手のキャリアが終わることもありえたからね。与えられてチャンスを最大限に生かし、チームに貢献したい」。

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