江ノ電、5駅リニューアル 沿線風景と調和目指す

 2020年東京五輪・パラリンピックを控え、江ノ島電鉄(神奈川県藤沢市)は、同年春までに五つの駅を順次リニューアルする。極楽寺駅は人気が高い現駅舎を残すなど、それぞれ沿線の風景と調和した駅に変えていく。

 リニューアルするのは極楽寺のほか、江ノ島、藤沢、長谷、鎌倉の各駅。魅力的で美しい沿線を目指し同社が取り組んでいるコンセプト「絵はがきになる江ノ電へ」の一環だ。

 極楽寺駅はホーム側に新しい駅舎と多機能の公衆トイレを整備し、駅前広場も一新する。江ノ島駅は湘南モノレールの湘南江の島駅側にも改札口を新設し、両駅のアクセスを向上させる。ともに今年3月の完了予定。

 藤沢駅は既存のアーチ型の屋根を生かしつつ、交通広告の掲示を整理したり、照明を見直したりして洗練したイメージにする。今年8月に終える予定。長谷と鎌倉両駅は20年春にリニューアルを終える。

極楽寺駅のリニューアルイメージ図。施工段階で変更の場合あり(江ノ島電鉄提供)

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