熊本電鉄、御代志-黒髪町は再開 脱線「くぎ緩み」と報告

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北熊本駅に到着した御代志駅行きの電車に乗り込む利用者=11日午後5時15分すぎ、熊本市北区

 熊本電鉄は11日夕、9日朝に発生した脱線事故の影響で運休していた御代志(合志市)-藤崎宮前(熊本市)間のうち、御代志-黒髪町間の部分運行を始めた。黒髪町-藤崎宮前間の再開は未定。

 午後5時すぎ、北熊本駅から上下線の電車が出発した。

 御代志行きの電車に乗り込んだルーテル学院中3年の高野倖多さん(15)=菊池市=は「ホームページで運転再開を知った。臨時バスは不便を感じていたのでうれしい」と話した。

 一方、熊本電鉄は、この日、脱線の原因について「枕木を固定するくぎが緩み、レールの間隔が開いていたとみられる」と国土交通省九州運輸局に報告した。

 2017年2月に起こした脱線事故と同様の原因で、運輸局は「誠に遺憾」と文書で警告した。

 17年の事故は、枕木の経年劣化で、くぎが緩み、走行する車両の遠心力などでレールが開いていたのが原因。運輸局は今回再び事故が起きたことを受け、再発防止策を検討した上で必要な措置を講じて報告するよう求めた。(宮崎翼、小林義人)

(2019年1月12日付 熊本日日新聞朝刊掲載)