その1 アイススケート
冬の風物詩、アイススケート。マンハッタン内の有名3リンクを比較した。セントラルパーク内にあり、摩天楼に囲まれた3万3000平方フィートの「ウォルマンリンク」はやはり外せない。入場料は月曜〜木曜は大人12ドル、週末は19ドルで、11歳以下の子供は一律6ドル。スケート靴レンタルは一人10ドル。深夜まで営業している曜日もあり、日没後は夜景の中を滑れるのが魅力だが、子連れは比較的混雑しないオープン直後の朝10時ぐらいが狙い目。より長時間楽しめるのはブライアントパークの「バンク・オブ・アメリカ・ウインタービレッジ・リンク」で、毎日午前8時から午後10時まで営業。1万7000平方フィートと大きさではウォルマンリンクに劣るが、市内のリンクで唯一入場料が無料なのがうれしい。ただしスケート靴レンタルは1人20ドルなので、親子とも靴を持っていない場合はやや割高になることも。リンクは3月3日(日)までだが、これを囲むホリデーショップスはすでにクローズしているため、必要な食べ物などは忘れずに持っていこう。ロックフェラーセンターの「ザ・リンク」は、午前8時30分から午前12時まで営業しているが、1回90分のセッション制。初心者には90分50ドルのレッスンもオススメ。価格、営業時間は曜日だけでなく日にちにより異なるのでウェブサイトで確認を。年末年始は例年混雑し1時間待ちも当たり前だが、今の時期はオープンから午前10時のセッションは比較的空いているとのこと。スケートとセットで朝食などができるプランも。
その2 トレインショー
ホリデーシーズンから始まるトレインショーも必見。
代表的なものの一つがブロンクス動物園と隣接する「ニューヨーク植物園のホリデー・トレインショー」。ショーの制作風景をビデオで鑑賞した後、展示エリアへ。中はベビーカー禁止なので、子供が小さい場合は抱っこひもを忘れずに。
魅力は、植物を使って精巧に再現したニューヨークの代表的な建物。木や花で彩られたメトロポリタン美術館や公立図書館などの合間を、色とりどりの汽車や電車が走り回る。機関車トーマスがダイナミックに動き回る線路も。セントラルパークに見立てたエリアをてんとう虫型の電車が走る姿には、子供たちは歓声を上げていた。
ゆっくり見て回ると1時間以上はかかるほど展示エリアは広く、かつ室内で暖かいので絵本のような世界観をゆっくり楽しめる。植物園らしい温室に咲く花々の風景は、冬の厳しさを一時忘れさせてくれるに違いない。
ショーの開催は1月21日(月)まで、チケットは大人23ドルから、子供は10ドルから。2歳未満無料。訪問前にオンラインでの予約を忘れないようにしよう。なお同植物園では1月中の日程限定で機関車トーマスのショーも行われるので、詳しい日時はウェブサイトで確認を。
グランドセントラル駅内で開催されている「交通博物館別館ホリデー・トレインショー」もおすすめだ。
電車グッズが並ぶ店内の一角では、頭上にイルミネーションが輝く街並みや森の中を、おなじみの列車やデコレーションされた汽車が走り回る。決して大きい展示ではないが、子供たちはアドレナリン大放出で張り付いたまま動かない。その後に店内でグッズを見て回れば、長時間楽しめそうだ。こちらは2月24日(日)まで開催されている。