「いだてん」ドラマ館 開館 玉名市、映像などの公開や人物像紹介も

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金栗四三の生涯を紹介した年表を見る来館者ら=12日、玉名市のいだてん大河ドラマ館(上杉勇太)

 今年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺[ばなし]~」の世界観を体感できる「いだてん大河ドラマ館」が12日、熊本県玉名市繁根木の旧市役所跡地にオープンした。主人公の一人として登場する地元ゆかりの五輪選手・金栗四三の情報発信や、観光客受け入れの拠点施設となる。

 大河ドラマ館が県内に設置されるのは初めて。約410平方メートルの展示スペースで、ドラマのメーキング映像や美術セット、出演者の衣装などを公開。「日本マラソンの父」と称される実際の金栗の人物像や波乱の生涯も資料で紹介する。市や経済団体などでつくる協議会が来年1月13日まで運営する。

 現地であった記念式典には、蒲島郁夫知事やNHK「いだてん」制作統括の訓覇圭氏、金栗の親族ら約100人が出席。蔵原隆浩市長が「ドラマを見たたくさんの人に訪れてもらい、経済効果や地域振興につなげたい」とあいさつした。

 年中無休で午前9時~午後5時開館。入場料は高校生以上600円、小中学生300円、未就学児無料。市は30万人の来場を目指している。

 金栗が後半生を過ごした玉名市上小田の住家(資料館)も同日、一般公開を開始。両施設や市内観光地を巡る無料循環バスの運行も始まった。(熊川果穂)