今季からプレミアリーグに昇格してきたフラムでは、レアル・マドリードに所属するガレス・ベイルと比較される18歳の注目アタッカーがいる。左のサイドバックからウイングまでこなすライアン・セセニョンだ。
今季はセセニョンがプレミアの舞台でサプライズを起こしてくれるのではとの期待もあったのだが、ここまでその期待は実現していない。チームも未だ降格圏の19位に沈んでおり、奇跡の男クラウディオ・ラニエリを招聘しても状況は大きく変わっていない。
英『Football London』によると、ラニエリもセセニョンの働きには満足していない。もっとデュエルで果敢に戦い、アグレッシブな姿勢を見せて欲しいと改善を要求しているのだ。
「彼はもう少し改善しないといけない。よりアグレッシブになってほしいね。デュエルの場面で時に彼はシャイだ。イタリア語で汚い言葉は使いたくないが、もっとダーティーでないと。彼にもっと多くのことを求めたい。彼のトレーニング、プレイスタイルはファンタスティックだが、少しのダーティーさも必要だ」
ラニエリはそうした部分も教えていく考えで、セセニョンの進化に期待をかけている。昨季はプレミア・チャンピオンシップ(イングランド2部)ながら15得点6アシストを記録しており、今季にかかる期待はかなりのものがあった。それが今季は2得点5アシストに留まっており、ロシアワールドカップ以降ではほとんど話題に上がらなくなっている。
18歳という年齢を考えれば焦る必要はないが、プレミアリーグで結果を出すためにはまだまだ改善していかなければならないのだろう。