4バックの時は左サイドバックとして、3バックの時はウイングバックとしてより積極的に前線へ駆け上がる仕事をこなしているのがアーセナルDFセアド・コラシナツだ。
コラシナツは怪我の影響で出遅れたものの、昨年11月からは指揮官ウナイ・エメリの信頼を掴んでいる。特徴はその攻撃性で、コラシナツはプレミアリーグでもトップレベルの数値を残しているのだ。
英『Squawka』が「ボスニアのフッキ」と呼ばれるコラシナツを特集しているが、コラシナツは非常にアグレッシブなサイドバッカーだ。今季はリーグ戦で1試合平均4.36回も相手のペナルティエリア内でボールに触っており、アーセナルの中では5番目に多い数字だ。サイドバックの選手とは思えぬ攻撃性と言えよう。
またビッグチャンスを演出する回数は1試合平均0.73回を記録しており、これは今季500分以上プレイしているプレミアリーグのDFの中では1番の記録となっている。アシスト数も4つ記録しており、コラシナツは攻め上がりの質も高い選手と認められている。
やや過小評価されている部分があるかもしれないが、攻撃性を発揮するコラシナツはアーセナルで重要な存在となっている。コラシナツが一気に敵陣ペナルティエリアまで攻め上がってくる動きもエメリにとっての武器だ。