菫さんの活躍に続け…子ども囲碁教室に熱い視線 広島市内、イベントや課外教育

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 史上最年少でプロ棋士となることが決まった仲邑菫(なかむら・すみれ)さん(9)の活躍を受け、広島市内の子ども向け囲碁教室でも熱気が高まっている。急きょ、子ども向けにプロ棋士によるイベントを開催する教室も。藤井聡太七段(16)がけん引した将棋ブームに続けと、期待が膨らんでいる。

 中区八丁堀の「Bluestone(ブルーストーン)こども囲碁教室」は、毎週水曜日夕、4~11歳の子ども約10人が碁石を握る。日本棋院県本部のメンバーが指導するほか、月に1度プロの山本賢太郎五段も手ほどきをする。

 教室を運営するバーカー裕美子さん(48)は「囲碁は集中力や判断力が鍛えられる。最年少プロが生まれたことをきっかけに興味を持つ子どもが増えたら」と期待。約1年半前から通う幟町小5年飯久保翔君(11)は「戦略を覚えると次の一手が見えてきて面白い。練習して先生に勝ちたい」と意気込む。

 同教室では仲邑さんの影響で囲碁への関心が高まっているとして23日午後4時半から、山本五段が囲碁の奥深さを伝えるイベントを無料で開く。

 安田小(中区)は2017年冬から放課後の課外教育で囲碁教室をスタート。保護者から、思考力を鍛える取り組みを求められたことがきっかけで、現在1~5年生の37人が参加する。安田学園の山本勝也教育参与(64)は「来年度の参加は、菫ちゃん効果で増えるかもしれない」と期待する。

 子どもの個別指導に当たる囲碁サロン手談(中区)でも、新規の申し込みが相次いでいる。しかし指導者が足らず「今は断らざるを得ない状態」と経営者の向山慶子さん(74)。「子ども向けの教室が足りない。囲碁界全体でイベントを開くなどして、愛好家の裾野を広げたい」と話している。

囲碁教室で対局する子どもたち(中区のBluestoneこども囲碁教室)