県選任幹部、旅費147万円 保育カンパ流用

 県内の保護者や保育士からのカンパ金が国会議員の政治資金パーティー券の購入費用に流用されていた問題で、自民党系政治団体の保育推進連盟(東京)が、本県から選任された幹部1人の旅費として1回につき数十万円以上を支出していたことが12日、宮崎日日新聞の取材で分かった。同連盟の政治資金収支報告書によると、高額な旅費の支出は数年にわたり繰り返し行われ、最新の2017年分では3回の支出で計147万円が計上されていた。5万円を超える日当の支払いもあった。支出の一部にはカンパ金も充てられていたとみられ、内部から批判が上がっている。

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