芸達者トップアイドルで活躍 アシカの「トイ」が“半分成人式” 兵庫・城崎

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10歳を迎える同い年の児童らと握手する、カリフォルニアアシカの「トイ」=いずれも城崎マリンワールド

 兵庫県の但馬3市2町の成人式が13日に開かれるのを前に、豊岡市瀬戸の水族館「城崎マリンワールド」は12日、今年10歳を迎える雄のカリフォルニアアシカ「トイ」の「半分成人式」を開いた。来館した親子連れを前に、体重や体長を測って成長ぶりを披露。同い年の児童らと記念撮影もした。(秋山亮太)

 トイは2009年6月11日、千葉県の「鴨川シーワールド」で生まれた。10年から同館に移ったが、引っ越し直後は他のアシカと打ち解けられなかったため、飼育員が添い寝をしてあやしたこともあったという。

 飼育担当の千葉美結さん(26)によると「屋根に積もった雪が落ちた音などでも驚くほど臆病」という。しかし好奇心は旺盛で、逆立ちや笑顔に見える表情づくりなど、60種類以上の芸を習得。今は毎日ショーを2回こなす「トップアイドル」として活躍している。

 この日の式では、飼育員たちがこれまでの歩みなどを紹介し、トイを呼んで身体測定。生まれた時1メートル30センチだった体長は約2メートルに、52キロだった体重は119キロになっていた。トイは記念に贈られた出世魚のツバスを堪能し、来場者のうち、今年10歳になる児童たちと握手もした。同級生らと訪れた神戸市の小学3年の女児(9)は「芸を頑張っているトイに負けないよう、私は英語をもっと話せるようになりたい」と誓っていた。

 千葉さんは「元気に育ってくれて何より。世界最高齢を目標に、これからもたくさんの人に笑顔を届けてほしい」と話していた。