キングコング西野、新しい“エンタメビジネス”開拓の手腕を語る

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放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。1月6日(日)、2019年最初のゲストはキングコングの西野亮廣さん。お笑い芸人の枠を超え、絵本作家や美術館の建設など、多岐に渡る活動で話題を集めています。今回は、現在展開中の会員制オンラインサロンやクラウドファンディングへの取り組みを語ってくれました。

西野亮廣さんと高須光聖

高須:久しぶりやね。

西野:1年ぶりですね。

高須:西野の活躍ぶりを見ると嬉しくなってくるね。ちょうど1年くらい前、西野のことを誉めすぎて、人と言い合いになってもうた(笑)。西野があるとき、「(お笑い芸人の)40歳以上の先輩方はテレビでまだまだ生きていけるけど、僕らは無理。酸欠状態にある」と言っていて、まさにその通りやと。お笑い芸人だけでお金を稼ごうという人は、どんどん減るなと思ったの。お笑い芸人さんもお笑いだけじゃなく、違うことをやるやうろなと。まさに西野は、それを体現している感じがするし、芸人はどんどん変わっていくで~と話してたら、反感買った(笑)。

西野:ケンカになりましたか(笑)。

高須:そう。去年の正月にはそんな話をしてたんだけど、そのときのメンツの意見が今は「芸人って変わるからな」って……それ、俺が言うたんやん(笑)!

西野:確かに! あんまり何も言われなくなりましたね。

高須:キングコング自体も、メインストリームを走ってる感じの人たちじゃなかったけど、今は相方(梶原雄太)も込みでいい感じになってる。話は変わるけど、相方、あれはどうなん?

西野:YouTuber(※キングコング梶原は、YouTuber「カジサック」として活躍中)でしょ? むっちゃがんばってますね。

高須:芸人やりながらYouTuberなのか、YouTuberとして本気でやっていくのか、どっちなん?

西野:YouTuberに軸足を置いている感じはしますね。梶原は、ひな壇(芸人)への憧れは強いんですが、苦手なので、だったら自分が得意なところでと。

高須:だからYouTuberになったんか。でもあの世界も大変やで。たぶん、芸能人より寿命短いと思うねん。若いうちしかできへんでしょ。

西野:たしかに。10年いけたらすごいですよね。

高須:その後、みんなはどうしていくんやろうなと思って。毎日(動画を)上げていくのは尊いけど、次の10年、20年、YouTuberはどうやって食っていくのか、ちょっと不安ではあるよね。西野はYouTubeに魅力は感じてないの?

西野:YouTubeも課金できるとはいえ、どちらかというと広告モデルなので、自由があるようで実はないと思っていて。

高須:今だいぶ、芸人の顔じゃなくなってましたよ(笑)。

西野:ははは! YouTubeは今、再生回数に応じて広告費が発生する仕組みなので、再生数が稼げる企画しかできないんですよ。僕は広告モデルよりも、お客さんから直接お金をいただくダイレクト課金のほうを。

高須:知ってるよ、全部。“ひがしのり”(東野幸治)も西野ウォッチャーやけど、俺も西野ウォッチャーやから(笑)。

西野:ありがとうございます(笑)。僕は月額1,000円の会員制オンラインサロン(西野亮廣エンタメ研究所)を作っていて、今、会員が1万8,000人います。

高須:それだけで全然、食べていけるよね。

西野:でも、入ってきたお金はほぼ全額(企画に)ぶち込むんですけどね。

高須:オンラインサロンで何をするの?

西野:まず毎朝、エンタメビジネスについて考えていること、仕事で気づいたことを、文字の記事として投稿しています。あと、オンラインサロンのなかでいろいろ作っていて。毎月、約1,800万円の予算がある状態なので、美術館(えんとつ町のプペル美術館/兵庫県川西市)を作ったり、Webサービス作ったり、絵本を作ったり。美術館ができるまでのメイキングもみんな知りたいと思うので、オンラインサロンでずっと報告してます。

高須:会員は、違う業種の方もいるの?

西野:そうですね、主婦の方もいます。それこそ美術館のまわりには、宿泊施設やスナック、居酒屋も作っているんですけど、それもオンラインサロンメンバーの不動産屋の方や、建築士にお願いして。オンラインサロンのなかで全部やってます。専門的なものはギャランティを支払うし、1,000円払って働いてくれているボランティアの方もいて。

高須:西野のやりたいことのために、即座に働いてくれるメンバーは最大何人いるの?

西野:僕もよく把握してないですけど、100~200人くらいですかね。

高須:ほかに仕事のある人たちでしょ?

西野:あまりにも優秀な人は、月々お支払いして、引き抜きます(笑)。

高須:そういえば、大崎(洋/吉本興業共同代表取締役社長)さんと食事をしたとき、「SILKHAT(シルクハット)」(※西野亮廣が考案した吉本興業プロデュースのクラウドファンディングサービス)の話も聞いたよ。吉本にお金が入るようにしたのを知って、西野しっかりしてんな~と(笑)。

西野:いやいや(笑)。吉本の売り上げを上げたかったんですよ。給料上げろと直談判するよりも、大元の売り上げを上げたほうがいい。僕もクラウドファンディングで今まで1億5,000万円くらい活動費を集めたんですが、20%くらい手数料がかかるんです。だったら、吉本に落としたほうがいい。

高須:それを、大崎さんに言ったの?

西野:はい。二つ返事でしたね、大崎さん。あの人、おもろいですね。

高須:おもろいやろ、そういうときの大崎さん。ヨイショするつもりはないけど、やっぱりおかしい人やねん。怖いときもあんねんけど、こんないい人おらんと思わせる、“人たらし”やねん(笑)。

2018年を振り返るトークでは、ニュースでも大きく取り扱われた、レンタル衣装会社のトラブルで着物が届かなかった新成人に向け、即座に無償で衣装を貸し出す「リベンジ成人式」のエピソードも語られました。放送は下記のURLから、期間限定で聴くことができます。

次回も、キングコング西野さんと高須との熱いトークをお届けします。お楽しみに。


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聴取期限 2018年1月14日(月・祝)AM 4:59 まで
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<番組情報>
タイトル:空想メディア
放送日時:毎週日曜 25:00~25:29
パーソナリティ:高須光聖
番組HP:https://www.facebook.com/QUUSOOMEDIA/