イチゴと一緒に育てて、野菜を巨大化

農家の知恵、肥料や暖かさ影響か

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イチゴのビニールハウスの端に一列に植えられているタマネギの苗

 【真岡】イチゴ農家には一般には、あまり知られていない話がある。イチゴのビニールハウスに植えられた自家用タマネギ、大根は質が良く巨大化するという。また受粉を担うミツバチは、養蜂所や専門業者からのリースが一般的だ。

 「1玉4~5キロにはなるな」。阿部品、農業塚田雅典(つかだまさのり)さん(40)方のビニールハウス。イチゴとともに植えられたタマネギは、カボチャサイズにまで成長する。

 一般的に5月頃収穫されるタマネギが、3月頃には収穫でき、生で食べても辛みが少ない。またハウスに植えた大根も長く太く柔らかく育つという。

 「イチゴに与える肥料やハウスの暖かさが影響しているのだろう」と塚田さんは推測する。イチゴの生育にほぼ影響はないそうで、まさに「農家の知恵」だ。

 一方、イチゴの受粉を担うハチを、農家自らが育てると、年間を通してえさ代などのコストや温度管理といった手間が掛かる。「そこまでかまっていられない」と塚田さん。

 塚田さん方のハウスは12棟あり、巣箱は1棟につき1箱。受粉期間の10月~翌年5月のリースで、1箱3万円ほどだ。ハチが借りた時より減っていても返却時に追加でお金を払うことはないという。