京都が首位奪還!愛知も2秒差でアンカーに鈴木亜由子にタスキを繋ぐ!【8区・第37回全国女子駅伝】

陸上 試合サマリー

第37回全国女子駅伝は2019年1月13日(日)に行われている。全9区間を中学生、高校生、実業団を含めた各県の代表チームが駆け抜ける。

8区は中学生区間。先頭を走る愛知の林、安定したレース運びを見せる。しかしその後ろから3位の京都が追い上げを見せる。鎌田は全中駅伝を制した桂中のメンバー、愛知の2年生林の背中にぐんぐんと迫っている。残り500mを切ったところで愛知に追いつき、300mでラストスパート。愛知のアンカーは鈴木亜由子、差をつけときたい京都鎌田が愛知を突き放しにかかる。しかし愛知の林も粘る。先頭で京都がタスキを繋ぐものの、愛知が2秒差でつづいた。勝負はアンカー対決へ。

1区

有力ランナーがそろった1区だが序盤は牽制しあいスローペースが続く。3kmをすぎたころには昨年と同じペースに戻る。レースを引っ張るの長崎の高校生廣中、秋田の大学一年生鈴木と学生コンビ。有力実業団選手を従えてレースを進める。終盤になると廣中がスパート。鈴木もついていくが徐々に離される。その中満を持して高知の鍋島がスパート。後続を突き放すかと思われたが、廣中がしっかりとついていく。ラストの坂で廣中が逆に鍋島を突き放し見事区間賞を獲得した。

2区

4kmのショート区間。先頭でタスキを受けた長崎が先頭でレースを進める。2位の高知は3位グループに飲み込まれ先頭を追う形に。距離が進むに連れ先頭の長崎との差がじわじわとつまる。残り250mを切ったところでスパート合戦。8人抜きの快走を見せた愛知の藤中が先頭でタスキリレー。高校生が活躍した。

3区

中学生区間。先頭でタスキを受けた愛知に、千葉の南がすぐさま追いつく。南は全中1500m2位の実力者だ。しばらく愛知の阪井と千葉の南が並走を続ける。後ろからは静岡の米澤が区間記録に迫る走りで先頭を追いかける。ラスト250mを切ると、2人で激しすぎるスパート合戦を見せる。ラストは千葉の南が競り勝ちトップでタスキリレー。区間タイ記録の素晴らしい走りだった。静岡の米澤は区間記録こそならなかったものの、3位に順位を押し上げた。

4区

実力者が揃う。ほとんど同時にタスキを受けた千葉の上田と愛知の古川。まずは千葉の上田が愛知を突き放し先頭をひた走る。しかしほどなく愛知の古川が追いつき、逆に突き放す。そのまま快走を見せ、トップでタスキリレー。アンカーに鈴木亜由子が控える愛知が、すばらしいレース運びを見せた。うしろから猛烈な追い上げを見せたの、MGC出場権を持つ大阪の松田。8位でタスキを受けると1km3分4秒のすさまじいペースで入る。前を入るランナーを抜き、ラストこそ長野の小林にかわされたものの6位でタスキリレー。長野の小林は高校生ながら5人抜きの快走を見せた。

5区

先頭の愛知を千葉と京都が追う展開。千葉は高校一年生の永井、ここから高校生が続く我慢の区間に。区間の中間点に差し掛かるところで、単独2位になっていた京都の三原が愛知に追いつく。愛知の永井もしっかりつき、ここから2人の並走がつづく。京都の三原が力強い走りで前に出たと思えば、愛知の永井が軽快な走りで首位を奪い返す。そのまま2人で激しいスパート合戦を見せ、京都が僅かに先着するもののほとんど同着でタスキリレー。

6区

5区からのタスキリレーはほとんど同時だった愛知と京都。最初こそ並走が続いたものの、1.5km時点で愛知の山本が京都を徐々に離していく。その差がどんどん広がっている。その後ろから、3位千葉の内藤が猛烈な追い上げを見せる。パナソニックで全日本実業団女子駅伝を制した実力をまざまざと見せつけ、まずはあっという間に京都を抜き去る。先頭の愛知山本との差も一気に詰めるも、高校生の山本が粘りを見せ8秒差ほどになってからは思うように差がつまらない。残り400mを切ったところで千葉の内藤がスパート。実業団選手の底力を見せる。しかし、最後山本が粘りきり、愛知が首位キープ。

7区

昨年首位交代が起きた区間。6区で追い上げを見せた千葉の山崎が愛知を抜き去り首位に浮上する。愛知の高校生、小笠原もなんとか粘る。このまま千葉が逃げ切ると思われたが、愛知の小笠原が力強い走りで再度抜き返す。そのままむしろ千葉を突き放し、タスキを受けた時点で6秒だった差を逆に16秒まで広げる。その後ろでは、3位京都の後ろから長野と神奈川の4位集団が追い上げ、さらにそのうしろの6位集団、昨年優勝の兵庫、実力者が揃う大阪、福岡が追いかける展開がつづく。6位集団は凄まじいスピードで前を起きかけ、4位集団に追いついた。前回優勝の兵庫は一気に順位を上げた。

第37回全国女子駅伝の速報は詳細をご覧ください。

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