<成人式>平和な社会築く 責任と自覚/仙台

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式典会場に掲示された恩師からのメッセージを探す新成人たち

 宮城県内の多くの自治体で13日、成人式が行われた。東日本大震災の被災地では、多くの新成人が、復興が進む古里への貢献を誓った。県によると、今年の対象者は県内で2万4018人。前年と比べ294人増えた。

 仙台市の成人式は太白区の市体育館であり、約6900人が参加した。新成人を代表し、東北学院大2年の天野佑吏(ゆうり)さん(20)、東北福祉大2年の板垣明莉(あかり)さん(20)が誓いの言葉を述べた。

 2人は「自分たちの手で社会をつくり上げる責任と自覚に満ちあふれている。新しい時代へ勇気を持って飛び立てるよう笑顔を忘れず生きていく」と述べた。

 郡和子市長は式辞で東日本大震災に触れ「当時小学6年生で、家族や地域が困難に立ち向かった姿を目に焼き付けたと思う。これからは一人の大人として、自分が望む人生を力強く歩んでほしい」と激励した。

 式典後は、新成人の運営スタッフが企画した「交流の広場」があり、在仙のプロスポーツを応援するコーナーや新成人の本音を調査した結果を展示するブースなどが会場に設けられた。

 同じく成人式を迎えたプロ野球東北楽天の藤平尚真投手(20)=千葉県出身=はビデオメッセージで「僕らの世代で東北を熱く盛り上げよう」と呼び掛けた。

 岩手大2年の竹優成さん(20)は「責任感を持ちつつもチャレンジする大人でありたい」と抱負を語った。国際医療福祉大(千葉県)2年の小島瑠理さん(20)は「臨床検査技師の試験に向けて勉強中。将来は仙台の病院に勤め、誰かの役に立ちたい」と意気込んだ。

 仙台市の本年度の新成人は前年度と比べ257人少ない1万1246人。