食べにいらっしゃい!食べ物の美味しさ自慢の県【ちょっと面白い都道府県ランキング】

新潟県 笹寿司

写真提供:公益社団法人 新潟県観光協会

北から南まで47都道府県、小さな日本なのに風土、文化、方言、県民性がそれぞれ違います。そして同じ日本人であっても、食の好み、考え方や気質、肌色、体型も異なりますね。

TABIZINEでは、各都道府県が持つ個性に着目し、「ちょっと面白い都道府県ランキング」をシリーズでお届けいたします。

ソニー生命保険株式会社が2018年11月10日〜11月21日 の12日間 、全国の20歳~ 59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に対し、「47都道府県別 生活意識調査2018-2019(生活・家族編)」をインターネットリサーチしました。

食べ物の美味しさ自慢の都道府県ランキング

日本は各都道府県で郷土色溢れた美味しいものがいっぱいですね。旅する時は、各地のご自慢料理も味わいたいものです。

ソニー生命保険株式会社が2018年11月10日〜11月21日 の12日間 、全国の20歳~ 59歳の男女4,700名(各都道府県100名)に現在住んでいる都道府県で自慢できることを聞き、「食」に関する自慢についてランキングを算出。食べ物の美味しさ自慢では、第1位「鹿児島県」(60.0%)、第2位「新潟県」(58.0%)、第3位「高知県」(57.0%)という結果が出ました。いずれも接近した数値ですね。この3県にはどんなご自慢料理があるのでしょうか。ちなみに、前年度は山形県、富山県、石川県がトップ3でした。

ソニー生命調べ

第3位 高知県の自慢料理

食べ物の美味しさ自慢の県の第3位は、高知県でした。暖かく晴れの日が多い、四国のひとつ高知県。暖かい気候と太平洋の海の幸に恵まれ、美味しいものがたくさんあります。高知県民が自慢するイチオシの料理は何でしょうか。

ウツボのたたき

写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

太平洋岸の一部の地域でしか捕獲して食すことのない貴重なウツボ。脂がのって身が肉厚になる秋から冬が旬。白い身は淡白で、ぷりぷりした食感が病みつきになるそうです。代表的な「ウツボのたたき」は、脂がのった皮と鶏肉のような白身を引き立てる最も美味しい食べ方と言われています。

皿鉢料理

写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

大皿に溢れんばかりにごちそうを盛りつけた豪快な、宴席には欠かせないもてなしの料理です。皿鉢料理は、生(=刺身)と組み物(=お寿司やおかずの盛り合わせ)の主に2種類。生の皿にはカツオ、マグロ、鯛、サバ、アジなどの刺身が、組み物の皿には姿寿司、煮物、焼き物、揚げ物、デザートのフルーツや羊羹までも盛りつけるそう。フリースタイルの皿鉢料理は、日本のビュッフェの始まりかもしれませんね。

カツオのたたき

写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

「カツオのたたき」(70.0%)が、高知県民ダントツの自慢料理。高知といえば「カツオのたたき」がほとんどの人の頭に浮かぶほどですから、高知県民も自信を持っています。

藁、もしくは茅でいぶすのが本来のやり方で、生の部分が八分ぐらい残るのが理想的。「タタキ」とは調理の途中で酢・塩・二杯酢をかけて、包丁の腹でたたいて味を馴染ませることから名付いたそうですよ。

ソニー生命調べ

第2位 新潟県の自慢料理

食べ物の美味しさ自慢の県の第2位は、新潟県でした。日本海の恵みを受け、良質の水に恵まれた新潟県は美味の宝庫。良質の水と米どころの新潟県は、お酒の美味しさ自慢では第1位。さて、どんなご自慢料理があるでしょうか。

笹団子

写真提供:公益社団法人 新潟県観光協会

あんこ入りのよもぎ団子を、笹で包んだ笹だんご。素朴な優しい甘さのおやつは、「おみやげ」とぶら下げて差し出されると嬉しい美味。良い香りのする笹は、現代にピッタリのエコ包装でもあります。

写真提供:公益社団法人 新潟県観光協会

米の作付面積、生産量、産出額のいずれも都道府県別で全国で1位の新潟県。米どころ新潟を有名にしたのは、全国に名が轟く「コシヒカリ」。粘り気があって、しっとりと甘みがあるピカピカの白米は、ご飯がメインになる旨さ。日本人はやっぱり米!と実感しますね。

のっぺ(煮物)

写真提供:公益社団法人 新潟県観光協会

食べ物の美味しさ自慢の県第2位の新潟県民の自慢料理は、「のっぺ(煮物)」(32.0%)が最多回答。サトイモ・ニンジン・ゴボウ・こんにゃく・きのこなどがたっぷり入った、とろみのある煮物です。鶏肉を加えたり、いくらをのせてご馳走にする場合もあるようです。野菜がたっぷりと入った素朴な家庭料理は、ホッとする味ですね。各家庭や提供店によって味が少しずつ異なるそうなので、食べ歩くのも楽しいかもしれませんよ。

ソニー生命調べ

第1位 鹿児島県の自慢料理

鹿児島県は前回調査の10位から、大きく順位を上げ第1位になりました。2018年は大河ドラマ「西郷どん」の舞台になったこともあり、お国自慢が盛り上がったようです。九州鹿児島県が、他県に誇るご自慢料理とは。

豚骨(とんこつ)

写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

こってりしたみそ味の、豚の骨付き肉を使った鹿児島県の郷土料理。大根やニンジン、こんにゃくも一緒に煮ると、豚骨の旨味を野菜がしっかりと受け止めます。ご飯もお酒もススみそうですね。

さつま揚げ

写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

黄金色に輝くさつま揚げは、中はふわっと柔らかく、ほんのり甘みを感じます。お醤油をかけなくても美味しく、本場のものはさすがに違う!と感激しますよ。熱々をいただけたら最高ですね。

東日本では「薩摩(さつま)揚げ」と呼びますが、本場鹿児島では「つけ揚げ」、関西・九州の西日本では「てんぷら」と呼びます。東京で江戸前寿司とあまり言わず、他県での呼称であるのと同じでしょうね。

黒豚

写真提供:公益社団法人 鹿児島県観光連盟

食べ物の美味しさ自慢で第1位となった回答は「黒豚」(27.0%)。鹿児島県の名産さつまいもを飼料に加えて育てた、高級豚肉 「かごしま黒豚」がご自慢の鹿児島県民。オススメの黒豚料理は、しゃぶしゃぶだそうです。甘みのある黒豚は、牛肉に勝るとも劣らない旨さですよ。

ソニー生命調べ

ダイナミックな高知の郷土料理、素朴なやさしさの新潟の郷土料理、こってりした旨味の鹿児島の郷土料理。3県とも代々受け継いで守ってきたご自慢の味です。さて、やはり地元へ食べに行きたいですね。各県のご自慢料理が、「食べにいらっしゃい」とあなたを呼んでいますよ。

調査概要

調査タイトル:47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(生活・家族編)

調査対象 ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする 全国の20歳~59歳の男女

調査期間:2018年11月10日~11月21日

調査方法:インターネット調査

調査地域:全国

有効回答数:4,700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)

調査協力会社:ネットエイジア株式会社

[47都道府県別 生活意識調査2018-19年版(生活・家族編) ソニー生命]

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