木造船が漂流、乗員2人生存 北朝鮮からか 青森・深浦沖

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北朝鮮からとみられる2人が乗っていた木造船=青森県深浦町沖(第2管区海上保安本部提供)

 13日午前7時20分ごろ、青森県深浦町の沖合で、地元漁師から「木造船が漂流し、人が乗っているようだ」と深浦漁協を通じて青森海上保安部に通報があった。第2管区海上保安本部(塩釜)によると、男性2人の生存が確認された。「北朝鮮を出港した。帰りたい」と話しているという。

 木造船は長さ約10メートル。深浦漁港から西方約1.5キロの海上で見つかった。

 2管本部は甲板上にいた2人を巡視船に乗船させ、事情を聴いた。2人は「昨年12月中旬に5人で出港し、下旬にエンジンが故障して漂流状態となった。その後の荒天で船が揺れ、3人が海に転落して行方不明になった」と説明した。

 深浦漁協の女性職員は「組合員が通報したが、陸からは確認できず、どういう状況なのか分からない」と不安そうに話した。

 近年、日本海沿岸で木造船の漂着が急増している。2017年11月には北朝鮮の木造船に乗っていた男性8人が由利本荘市に漂着し、保護された。