村民「納得できぬ」「安心」 東海第2安全対策、住民説明

県主催でスタート

©株式会社茨城新聞社

東海第2原発の新規制基準適合審査などの認可を受け開かれた県の住民説明会=東海村船場

日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)について県は13日、原子力規制委員会による安全性対策などの新規制基準適合認可等を受けた住民説明会を開始した。初回の同日は、東海村船場の東海文化センターで同村民を対象に開催。国の原子力規制庁職員が、安全性対策に関する審査結果を説明。説明を聞いた村民からは「納得できない」「規制委の判断は間違った」との不満の声のほか、「丁寧に安全対策が考えられていて安心した」「説明は分かりやすく、これで再稼働議論の第一歩を踏み出せる」などといったさまざまな声があった。

説明会には村民ら138人が参加。原子力規制庁職員が安全性対策の資料についてスライドを使って解説。津波対策の防潮堤の仕組みや、火山による降下火砕物の影響評価、火災対策の非難燃性ケーブル対応、炉心損傷を想定した放射性物質閉じ込め機能など新規制基準の概要や、工事計画と運転延長認可を説明した。

質疑応答の時間も設けられ、安全性対策工事の費用や放射性物質の拡散抑制対策などで詳細説明を求める質問があった。質問は審査結果に限定し、広域避難計画等の発電所外の対策やエネルギー政策に関する質問は受け付けなかったことで、批判の声も相次いだ。

説明会終了後、県原子力安全対策課の山崎剛課長は「参加者から納得できないとの意見を多く頂いた。今後、この問題にどう対応していくか検討していきたい」と語った。

説明資料や同会の録画映像、議事録は後日、県ホームページで公開予定。県は、同原発の安全対策に関し、15日から3月15日まで県民の意見も募集する。住民説明会の今後の予定は次の通り。

▽24日 那珂市▽2月2日 日立市▽同7日 ひたちなか市▽同13日 常陸太田市▽同17日 水戸市。

問い合わせは県原子力安全対策課(電)029(301)2916。 (三次豪)