北村山、総合力のV13 県高校スキー・男子40キロリレー

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 第68回全国高校スキー大会県予選会を兼ねた第70回県高校スキー大会は13日、上山市の坊平高原クロスカントリー競技場で距離の男女リレーが行われた。男子40キロリレーは北村山が1時間52分12秒1のタイムで13連覇を果たした。女子15キロリレーは新庄北が47分31秒5で2連覇した。思い一つに、1分55秒差 近年にない接戦が予想された距離男子40キロリレー。13連覇が懸かる北村山は「先輩方が築き上げてきた記録を途絶えさせるわけにはいかない」(落合稜介主将)との思いで結束した。

 最大のライバルは、地域を挙げた育成・強化で急台頭してきた九里学園。個人種目2冠の菊地哲をアンカーに配した相手に、北村山は総合力で勝負した。序盤から北村山と九里が抜け出す展開となり、1走阿部一瑳は九里と同タイムで2走落合にリレー。「アンカーの前に勝負を決める」と集中した主将は6キロすぎ、前を走る九里の選手の息遣いが荒くなったのを見て取るや、一気にギアを上げて突き放した。

 3走高橋大地も「貯金をつくって最後につなぐ」との思いは同じ。さらに1分近く差を広げてアンカー渡辺啓豊に託した。初日のフリーで菊地に約50秒差で敗れた渡辺は「個人の分をリレーで返す。『心』で滑った」。終わってみれば九里に1分55秒差をつけての完勝だった。

 全国では2年前に8位、昨年は3位と着実に順位を上げてきた。3年生の渡辺は「ずっと優勝を目標にやってきた。最後に結果を残して終わりたい」。13連覇の喜びに浸る間もなく、全国での戦いを思い描いた。納得の滑り、新庄北が圧勝—女子15キロリレー 新庄北は新庄南金山との一騎打ちを約2分40秒差で制した。新北の1走須賀愛依は「全国につながる走りができた」。勝敗よりも、一人一人が力を尽くした内容に納得の表情を見せた。

 須賀が約35秒差で2走岸桃加につないだ。岸は、小学時代からのライバルでクラシカル覇者の高橋佳奈子を相手に「気負うことなく自分の走りができた」。1年生のアンカー丹美空は「インターハイにつながるように、自分の滑りに集中した」と相手との差を広げて2連覇を決めた。

 昨年は全国9位。今回は「5位以上」を目標に掲げて練習を積んだ。この1年間を「ひたすら走り込んで体を追い込んだ」と振り返る須賀は「全国上位を狙っていく」と力強く語った。