前田初の都大路、MGCへ上昇曲線 全国女子駅伝で存在感

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初の都大路でたすきを受ける大阪のアンカー前田(第8中継所)

 高校時代は走ることができず、当時は夢だった都大路。だが、22歳で迎えた2019年の全国女子駅伝。大阪の前田穂南(天満屋)は東京五輪マラソン代表を狙う有力ランナーとして、初の都大路を体感した。

 長い足で無駄のないフォーム。西大路通で一人、五条通でさらに一人抜いて9区3位と存在感を見せた。「楽しんで走れた。MGCで優勝し五輪代表をしっかり、つかみたい」。おっとりとした口調で決意を話す。

 大阪薫英女学院高ではチームに強い選手が多く、全国高校駅伝は3年連続で補欠。全国女子駅伝も2年続けてエントリー変更でチームに加わったものの、走る機会はなかった。「悔しかったですよ。でも、悔しさが実業団で強くなりたいという思いにつながった」

 厳しい練習に打ち込める実業団を志願した。シドニー大会から4大会連続で五輪マラソン代表を輩出した天満屋だ。17年夏に女子一番乗りのMGC出場を決めると、成長曲線の角度がぐっと上がった。

 「大事な1年だけど、練習も試合も一歩ずつ」と堅実だ。マラソン2時間21分台を見据えている。