【女子プロ野球】新成人のフローラ龍田、濃い紫の振袖姿で誓う「悔しさをバネに2桁勝利」

成人式を迎えた京都フローラ・龍田美咲【写真提供:日本女子プロ野球リーグ】

昨季は太田幸司賞を受賞「さらに頑張ろうと思いました」

 今年で10年目を迎える日本女子プロ野球リーグは、6選手が新成人として新シーズンを迎えることになった。京都フローラの龍田美咲投手は、濃い紫の振袖姿を披露。昨季、太田幸司賞を受賞したホープは、今季の目標に「2桁勝利」を掲げた。

 龍田は昨季、ヴィクトリアシリーズを制したフローラで19試合に登板し、5勝2敗1セーブ、防御率3.82という成績をマーク。ただ、「昨シーズン1年間を通して様々な場面で登板させていただき、嬉しい思いや悔しい思いをたくさん経験しました」と振り返る。活躍が目立ったが、決していいことばかりではなかった。チームも女王決定戦で愛知ディオーネに“下克上”を許した。

 それでも、シーズン後には太田幸司賞という嬉しい“ご褒美”があった。それだけに、龍田は「なかなか納得のいく投球ができず悩んだ時もありましたが、太田幸司賞をいただくくことができ、さらに頑張ろうと思いました。今シーズンは昨シーズンの悔しさをバネに2桁勝利を目指し、チームの勝利に貢献して完全優勝したいと思います!」と前を向く。

 新成人として追い求めるものは、野球の結果だけではない。「常に感謝の気持ちを忘れずに試合だけでなく野球教室やイベントでもたくさんの方に女子プロ野球を知ってもらえるように活動していきたいと思います。そして普段から何事も人任せにせず自ら動ける人になれるように頑張ります」。こう誓った龍田は「今シーズンも温かいご声援をよろしくお願いします!」とコメントを締めくくった。(Full-Count編集部)

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