漂着船の2人、青森港で海保が事情聴取

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北朝鮮人とみられる2人を乗せて到着した巡視船「でわ」=14日午後0時20分ごろ、青森港

 13日朝、深浦町の沖合で漂流木造船が見つかり、同船の乗組員として保護された北朝鮮人とみられる男性2人について、海上保安庁は14日、2人を乗せた巡視船「でわ」を青森市の青森港に移動させ、聴取を続けた。青森海保によると、これまでの聴取内容などから、男性2人を北朝鮮人とほぼ断定した。

 同日午前8時半ごろ、2人を乗せた「でわ」が深浦沖を出発し、午後0時20分ごろ青森港の堤埠頭(ふとう)に入港。海上保安庁や函館税関青森税関支署の職員らが、船内で聞き取りを行った。

 今後は仙台入国管理局や県警などが聴取を行う予定。同海保によると「受け入れ先がなく、船内で話を聞ける環境も整っている」ため、2人を上陸させずに、船内で寝泊まりさせている。

 2人が乗っていた木造船は、別の巡視船と漁船が深浦漁港にえい航。同日午後4時10分ごろに漂着させ、今後船体を詳しく調べる。処分の見通しは不明。

 今月8日に島根県隠岐の島町の海岸で木造船が見つかったケースでは、保護された漁師とみられる北朝鮮の男性4人が、大村入国管理センター(長崎県大村市)に向けて移送された。