倉敷・南山城跡の防御施設見学を

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 岡山県古代吉備文化財センターは25、26日、中世山城跡の南山城跡(倉敷市真備町、船穂町)で進める発掘調査の現地説明会を行う。敵の侵入を妨げる多様な防御施設の全体像が明らかになりつつあるほか、城門の礎石なども確認している。

 城跡は高梁川西岸で旧山陽道を望む丘陵の尾根上(標高約70メートル)に立地。戦国末期に毛利氏勢が築いた説が有力とされる。

 城の北西側で深い堀(最大幅5・9メートル、深さ2・8メートル)が3列見つかったほか、北側には急勾配の人工の崖を造成。堀が連続する「畝状竪堀」などもあり「城の規模と比べてかなり大規模な土木工事が施されている」(同センター)。曲輪(くるわ)跡からは門とみられる建物の礎石や銅銭、硯(すずり)なども出土した。

 説明会は各日午前10時~正午と午後1時半~3時半。小雨決行。各回先着100人。希望者は15~23日(土、日曜除く)に発掘調査事務所(090—4803—2079)へ申し込む。