SLファンに交流の場 やまぐち号撮影名所の住民が3月開設

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 JR山口線を走る「SLやまぐち号」の撮影スポットとして知られる島根県津和野町名賀の住民有志でつくる「SL応援団」が、全国のSLファンが集う「SL交流の場」を開設する。撮影スポット近くの村田隆義団長(81)方の倉庫を改修し、SLの写真などを展示する。やまぐち号の運行が始まる3月23日のオープンを予定している。

 交流の場は木造平屋約30平方メートル。全国のSLファンから送られた、SLやまぐち号などの写真約60点を展示する。「デゴイチ」の愛称で知られるD51形や「貴婦人」と呼ばれるC57形のDVDも用意。ファン同士がソファで休憩しながらSLの映像を観賞したり会話したりできる場を提供する。

 名賀は、SLが黒煙を上げて走る姿が撮影できる絶好のスポットとして知られる。運行日に全国から集まるファンをもてなそうと、住民有志が2009年に応援団を結成。60~80代の23人が、駐車場への誘導や線路沿いの草刈りを続けている。近くに飲食店などがないため、うどんやいのしし汁などを振る舞う「SL茶屋」も年3~4回開いている。

 SL茶屋の開催日以外でもファンが集まれる場所を提供しようと交流の場の開設を思いついた。SLが臨時運行した1~3日には試験的にオープン。計約70人が立ち寄った。

 開設時間は運行日(土日曜や祝日)の午前11時~午後4時。村田団長は「ファン同士が出会い、楽しく語り合える場所になれば」と願っている。村田団長=電話090(3374)9964。

SL交流の場にやまぐち号の写真を飾る村田団長