ポスト大河 訪日誘客に力 「西郷どん」関連施設が閉館

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 鹿児島市加治屋町の「西郷どん大河ドラマ館」と指宿市の「いぶすき西郷どん館」が14日、閉館した。来場者は合わせて60万人を突破。県内観光に波及した「西郷どん」効果は一つの区切りを迎え、反動減を警戒する声も聞かれる。関係者は“ポスト大河”を見据え、「幕末・維新」だけに頼らない仕掛け作りや訪日外国客(インバウンド)の取り込み強化に動く。
 鹿児島市の大河ドラマ館の閉館セレモニーには、薩摩藩士の中原尚雄を演じた田上晃吉さん=同市出身=が駆け付け、感謝の言葉を述べた。1年間で入場55万3052人を記録。来場3度目という薩摩川内市中郷1丁目の保育士、鉾之原佳菜さん(31)は「駐車場で多くの県外ナンバーを見ると、県民としてうれしかった。閉館は寂しい」と惜しんだ。

西郷どんのキャラクターと記念写真を撮る来館者=鹿児島市加治屋町の西郷どん大河ドラマ館