釣果につながる”泡探し”
釣りに出かけると、水面に浮かぶ泡を目にすることはありませんか? 実は、この泡は釣果と密接な関係にあるのです。
泡を見かけた際に、「水質が悪そうで釣れない」と判断している方も多いのではないでしょうか。
しかし、泡は“釣れたも同然”の大チャンスなのです。今回は、そんな泡について解説していきます。
泡が釣れる理由
「泡は釣れる」と言っておきながら、泡自体に釣れる要素はまったくありません。
しかし、「泡が集まる場所」というのが重要なのです。なぜ泡が集まる場所が釣れるのか、ご紹介しましょう!
泡が集まる=いろんなものが集まる
泡は自分で動くことがないため、必ず潮や風に流されて集まります。
すなわち、泡が集まっている場所は、潮のヨレや潜り潮を示しており、プランクトンが溜まっているのです。
当然、プランクトンが集まれば、小魚やそれをエサとするフィッシュイーターが集まる好ポイントとなります。
こんな泡が釣れる
見つけたら絶対に狙いたいのは、“帯状に集まっている泡”です。
このような泡の集まりは、しっかりと動いている潮のヨレであるため、よくエサが溜まります。
喰い気のある魚が表層や中層に集まっていることが多く、ルアー・エサを問わず、浅いタナを狙ってみてください。
こんな泡は釣れない
密度が高い帯状の泡とは対照的に、全体的にまばらに散っている泡は期待薄です。泡が散っているということは、潮が動いていないことを意味します。
また、当然ですが、工場の排水が作るような“高度成長期系”の泡は論外です。
泡は大ヒント
意外と見逃している方が多い「泡」。潮を読むのは難易度が高いですが、泡はハッキリと目に見えるため、大きなヒントとなります。
釣行の際は視野を広く持って、海を見渡してみてはいかがでしょうか。