[移籍]東京五輪世代DF板倉、マンCへ電撃加入 1年目はオランダへ武者修行

昨季は仙台へ期限付き移籍していた板倉 photo/Getty Images

川崎フロンターレは15日、U-22日本代表DF板倉滉がイングランドの名門マンチェスター・シティへ完全移籍することが決まったと発表した。なお、日本代表FW堂安律が所属するオランダのフローニンヘンが同日、同選手がマンCからレンタル移籍で加入することで合意に至ったことも発表している。

今月27日に22歳の誕生日を迎える板倉は川崎の下部組織出身で、2015年にトップチームへ昇格した(2014年は2種登録)。プロ4年目となる昨季は、ベガルタ仙台へ期限付き移籍し、チームの主力として活躍(リーグ戦24試合に出場して3得点)。惜しくも浦和レッズに敗れてしまったが、天皇杯ではクラブ史上初の決勝進出に貢献していた。また、板倉は日本代表の各年代でプレイし、2017年に開催されたU-20W杯などに出場。東京オリンピックで活躍が期待される若手センターバックだ。

そんな板倉は川崎の公式サイトを通じて「この度、プレミアリーグのマンチェスター・シティFCに完全移籍することになりました。今回の移籍に際して、快く送り出していただきました川崎フロンターレの関係者の皆様に感謝いたします。人生の半分以上をフロンターレで過ごし、サッカーはもちろん、人としてもたくさんのことを学ぶことが出来ました! 僕に関わってくれた方々、応援してくれた方々には本当に感謝しています! フロンターレでの出会い、経験は僕の宝物です。なかなか等々力で活躍した姿を見せることが出来ず悔しい思いもありますが、さらに成長して、またいつの日か等々力でプレイ出来れば幸せです! 本当にフロンターレが大好きです!」とコメントした。

さらに、昨季所属した仙台についても「昨年プレイさせていただいたベガルタ仙台では、プロになり初めてコンスタントに試合に出場することができ、たくさんの熱い声援をいただくなかプロサッカー選手としてもっともっと成長したいという気持ちがより一層高まりました。仙台での1年間は最高の経験でした、忘れません!」と述べつつ「初めての海外でのプレイなので、色々あると思います。厳しい環境に身を置いて、がむしゃらに突き進んで行きたいと思っていますので引き続き応援よろしくお願いいたします」と海外挑戦への意気込みを明かしている。

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