中央図書館建て替え検討 ひたちなか市、蔵書倍増目指す

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建て替えが検討されているひたちなか市立中央図書館=同市元町

ひたちなか市は、老朽化に伴う市立中央図書館(同市元町)の建て替えを検討している。新図書館では蔵書数を倍増させて約50万冊とする予定。市民のニーズを踏まえながら、本年度中に基本計画を策定する意向だ。事業費や開館時期、場所などは未定で協議を進めている。

中央図書館は1974年に開館し、蔵書数は約23万冊。老朽化の上に館内が手狭だったり、バリアフリーに十分に対応していないなどの問題が出ている。この現状に、市民や有識者による「図書館協議会」では2015年に中央図書館の建て替えが必要とする答申を出した。

提言を受け、市は翌16年に庁内に整備検討委員会を発足させ、調査や研究などを進めてきた。18年に調査報告書をまとめた。報告書では整備理念に「まなび・みのり・あそびでまちの未来を拓(ひら)く図書館」を掲げた。高齢者や障害者、外国人など全ての人に配慮した設計「ユニバーサルデザイン」やゆとりある空間づくり、情報通信技術(ICT)を取り入れる。

延べ床面積は約4800平方メートルと約5500平方メートルの2パターンを検討しており、現中央図書館の約1868平方メートルを大幅に上回る。

整備候補地は(1)現在地(2)現中央図書館に隣接する市営元町駐車場(3)青少年センター・生涯学習センター・市営勝田中央駐車場跡地(4)東石川第4公園グラウンド-の4カ所だ。

住民のニーズを把握するため、これまで市はアンケートやワークショップを通じ、市民から中央図書館の問題点や図書館イベントの提案を受けてきた。

市は本年度中に、サービス内容などをまとめた整備基本計画を策定させる予定。ただ事業費や開館時期、場所まで確定するかは未定という。 (斉藤明成)