坂口健太郎「法の力の強さ感じる」。法科大学院生を前に弁護士役語る

日本テレビ系で1月19日にスタートする連続ドラマ「イノセンス 冤罪弁護士」(土曜午後10:00)の特別試写会が行われ、主演の坂口健太郎、共演の川口春奈が出席した。同試写会は弁護士の卵である法科大学院生や今年から裁判員裁判の対象になる新成人を対象に行われ、主人公の弁護士・黒川拓役の坂口が「ドラマの中で役として弁護士を演じましたが、司法というものはすごいものだと思いました。その中心にいる弁護士さんはすごくエネルギーがある仕事。法の力の強さを感じているところです」と学生らに語った。

ドラマは、“科学”を武器に不可能に近いとされる「冤罪弁護」に立ち向かう拓が、新米弁護士の和倉楓(川口)、科学者の秋保恭一郎(藤木直人)らの協力で、先入観や思い込みを基にした警察の捜査の矛盾点を突いていくストーリー。

坂口は「日常生活で使わないセリフだけでなく、拓という役はちょっとつかみどころがないところがあり、法廷に立つ姿と普段の姿の二つの色を演じるギャップがありました。どこまで普段の姿を崩していいのか、逆にどこまで法廷のシーンではビシッとすべきなのか。そのバランスがすごく難しかったですね」と悩みながらも真剣に役と向き合っていることを告白。

楓役の川口も「『情状酌量』とか言い慣れない法律用語がいっぱい出てきます。なじみがないので、これはどういう意味はなんだろうと調べるところから始まり、口に出して体で覚えています」と苦労を明かしつつ、「現場は和気あいあいとしています。坂口さんを中心に、もう2カ月くらい撮影をしているので、本当に自然に気も使わずに楽しくやっています」とリラックスして撮影に臨んでいることを明かした。

試写会では学生たちの質問に答えるコーナーもあり、坂口は「こうやって法学部の学生の皆さんの前で弁護士役を語るのは緊張しましたが、拍手がありがたかったです。逆に僕がメッセージをもらった」と笑顔を見せ、「弁護士モノというだけでなく、人の心を描いたヒューマンドラマです。2、3話ともっと面白くなっていきますので、ぜひテレビを見ていただければと思います」と見どころをアピールしていた。

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