「記憶捜査」北大路欣也が風間俊介、上白石萌音らと共演で「エネルギーになる」

テレビ東京系で1月18日にスタートする金曜8時のドラマ「記憶捜査~新宿東署事件ファイル~」の記者会見が行われ、主演の北大路欣也、共演の風間俊介、上白石萌音、石黒賢が顔をそろえた。

本作は、新宿東署刑事課の司法係を舞台に、長年にわたって捜査してきた管轄区域・新宿の完璧な記憶を持つ車椅子の刑事・鬼塚一路(北大路)が、見落とされそうな手付かず案件を、刑事志望の遠山咲(上白石)とキャリアの刑事官・神啓太郎(風間)と共に捜査していく姿を描く。

車椅子に乗った刑事という異色の役を演じる北大路は「鬼塚はたたき上げの刑事で、定年まであと少しという時にアクシデントでけがをしてしまった。それでも、人より記憶力が少し良くて、長く勤めた新宿という街に精通した人間として定年後に再任されるんですね。そして、若い2人が僕の手足となって働いてくれる。想像以上に躍動的に動いてもらっているし、素晴らしい仲間に恵まれた鬼塚さんだなと。それに少し甘えて、僕の役目を務めたいなと思っています」と意気込みを述べた。

新宿東署に異動してきたキャリアの刑事官・神役の風間は「ここにいる4人の中では、僕が一番階級が上なんです。ご覧になる方からすると『鬼塚さんにうまく操られているな』とか、上白石さん演じる遠山咲からは『軽くあしらわれているな』と見えたとしても、あくまで階級は上なんだなというあたりを、立ち振る舞いや少しエリートっぽい雰囲気で出せればと心掛けていますね」と役を演じる上でのポイントを語った。

刑事に並々ならぬ熱意を抱き、念願の刑事課配属となった巡査長・遠山役を演じる上白石は「本当は司法係というのは事務作業がメインのお仕事なんですが、私はもう捜査がしたくてたまらなくて、鬼塚さんの足となっていろんなところに聞き込みに走る役です。被害者や容疑者の方の懐にヒョイッと入って、いろんなことを聞き出したりするところが、すごく魅力的な役だなと思っています。ずうずうしくなりすぎて嫌な子だなって思われないようにやりたいです」と意気込みをのぞかせた。

そして、新宿東署の捜査一係長・栗田史郎役の石黒は「僕は今のところ、この刑事課の部屋の中にしか出てきていないんですけど、何となくちゃかす役どころです(笑)。そういう役ですから監督からの『何かやってくれよ』という無言のプレッシャーを感じながら、やらせていただいております。北大路さんは本当に優しい方なので、許してくださってますけど、そのうち怒られるんじゃないかなって(笑)」と役柄同様、会見でも笑いで雰囲気を盛り上げた。

同系の金曜8時のドラマ枠では「三匹のおっさん」シリーズで主演を務めている北大路だが、今回はグッと若返った相棒たちと現場を共にすることとなった。「『三匹』で、あのジジイどもたちとやるのも、それはそれでいいんですけど(笑)」と、ちゃめっ気たっぷりに言うと、「若い方と接するというだけで、僕はすごくうれしいですよね。自分が期待する以上の波動をもらうんです。それが僕のエネルギーになりますから。スタッフの方もみんな若いですからね。それが現場の雰囲気になってるんだと思うし、そういう雰囲気に僕は喜んで現場に来ています」と述べ、やる気をみなぎらせた。

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