入浴中に地震があったら? 頭におけで避難 神戸の銭湯で訓練

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おけをかぶり身を守る参加者=神戸市長田区腕塚町4

 銭湯入浴中に地震に遭ったら? 神戸市長田区腕塚町4の銭湯「萬歳湯」で15日、震度7の揺れで施設が停電し、男性浴場から出火したという想定の訓練があった。名付けて「防災銭湯」。地元の小学生や常連さんら約60人が参加した。

 阪神・淡路大震災で店舗は全壊。営業時間外だったため、人的被害はなかった。昨年の台風21号では営業中に施設の一部が停電した。「備えが必要」と感じた店主の綿貫功一さん(59)と妻の友子さん(59)が、同様の訓練実績がある大阪市住吉区の「朝日温泉」などに協力を呼び掛けて開催した。

 地震発生の非常ベルが鳴ると、参加者はおけを頭にかぶって身を守り、けが防止のためにバスタオルの上を歩いて浴場から脱衣所へ移動。体を拭いて服を着る動作をしてからロビーへ避難した。

 同市立真陽小4年の男児(10)は「お風呂から避難したのは初めて。タオルの上を歩くなど、いつもの訓練と違って勉強になった」と話した。(真鍋 愛)