ヨウ素剤追加配布へ 東海第2 県、5キロ圏住民に

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日本原子力発電(原電)東海第2原発(東海村白方)の過酷事故に備え、原発の半径約5キロ圏の住民に配布されている安定ヨウ素剤について、県は15日、追加で配布会を実施すると発表した。

追加配布会の日程は、日立市が27、30日、2月17日の3日間、那珂市が20日、東海村が19、23日、2月3日の3日間。対象者は、対象地域の住民でこれまで配布を受けなかった人▽昨夏の配布会以降に同地域に転入した人と出生した人▽これまでに丸剤の配布を受けた子どものうち、今期配布会時点で3歳未満の人(ゼリー剤の追加配布対象者)。

安定ヨウ素剤は、甲状腺の内部被ばく予防に効果がある医薬品。東海第2原発の過酷事故に備え、東海、日立、那珂の3市村にまたがる半径5キロ圏の住民約6万4千人を対象に、県が2015年から毎年配布を実施している。本年度は、配布した薬の使用期限に合わせて7〜9月に配布会を実施したが、期限切れになっても新たな薬を受け取らない人もおり、配布率は35・7%となっている。

県薬務課は「使用期限が切れると薬の安定性が低くなり、効果が薄れることもあるので、対象者は配布会にぜひ来ていただきたい」と呼び掛けている。問い合わせは同課(電)029(301)3384

(三次豪)