北海道の暴風雪のピークは過ぎたが、この方面は今夜から再び風雪が強まる予想だ。その後、18日（金）にかけて冬型の気圧配置が続くため、暴風や高波、大雪による交通機関への影響に警戒が必要となる。

　16日午後は日本海側の雪（雨）の降り方はいったん小康状態となるが、夜以降は北日本を中心に再び強まる見込み。あす17日（木）は冬型の気圧配置が強まるため、東・北日本の日本海側で強風や風雪に、山沿いでは大雪に注意する必要がある。特に北海道は18日（金）にかけて、暴風や暴風雪、高波、大雪、吹き溜まりによる交通障害等に対して警戒が必要だ。

19日（土）センター試験初日　広く晴れ

　週末は冬型の気圧配置が緩み、大陸の高気圧が移動性となって日本の南に進む予想。南から暖かい空気が日本に流れ込み、東・西日本では冬の寒さが和らぐ所が多そうだ。また、日本海側の雪の多い地域でも、晴れ間が出る所がある見通し。ただし、太平洋側の広い範囲で空気の乾燥した状態が続くため、引き続き体調管理に気をつける必要がある。

20日（日）は再び冬型の天気に

　穏やかな天気は長くは続かず、20日は再び冬型の気圧配置になる見込み。このため、西～北日本の日本海側で雨や雪の所が多くなる予想だ。太平洋側でも湿った空気の影響で雲の広がる所もあるが、今のところ天気の大きな崩れには結びつかない見通し。なお、来週の前半も冬型の気圧配置となる日が多く、全国的にこの時季らしい寒さが続きそうだ。（気象予報士・寺本卓也）