首都圏で「サブウェイ」等のFC店を運営する(株)エージー・コーポレーションが破産

 (株)エージー・コーポレーション(TSR企業コード:295215330、法人番号:3010701017446、品川区大井1-22-5、登記上:品川区大井7-4-24、設立平成13年4月17日、森岡篤史社長)は1月16日、東京地裁から破産開始決定を受けた。破産管財人には相羽利昭弁護士(三宅・今井・池田法律事務所、新宿区新宿1-8-5、電話03-3356-5251)が選任された。
 負債総額は約11億6400万円(平成30年3月期決算時点)。

 サンドウィッチチェーン店「サブウェイ」のフランチャイズ(FC)店舗を首都圏を中心にピーク時約20店舗を展開していたほか、ステーキ店のFC店も手掛けていた。
 近年はサブウェイ事業の不調に伴い、チーズケーキチェーン、牛タン専門店、猫カフェ等の新業態に相次いで参入。平成30年3月期には売上高約17億4900万円をあげたものの、新規出店や人件費等の増加による経費負担が重荷となり、厳しい経営が続いていた。
 その間、不採算店の見直しを行い、31年1月上旬までにサブウェイFC店を9店舗まで縮小するなど業況の改善を図ったものの、資金繰りが限界に達し今回の措置となった。
 なお、当社の運営するサブウェイ計9店舗に関しては、16日午後時点で「全店一時休業の措置を取っている」(日本サブウェイ広報)という。

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