平成最後?ゾウ誕生 マミー、死産乗り越え 市原ぞうの国

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体を寄せ合うマミーと赤ちゃん=16日、千葉県市原市

 千葉県市原市の動物園「市原ぞうの国」の雌のアジアゾウ「マミー」(20歳)が15日夜、第1子の死産を乗り越え、新たに命を宿した赤ちゃんの出産に成功した。生まれたのは女の子で、母子共に健康。同園で6例目、国内では平成で最後とみられるアジアゾウの誕生に、園内は大きな喜びに包まれた。

 同園によると、同日夕までは目立った兆候がなかったが、夜になってマミーが騒ぎ出し、午後8時過ぎにスタッフが駆け付けると、すでに赤ちゃんが生まれていた。タオルで体を支え、約2時間後には自力で歩けるようになったという。

 赤ちゃんは体長1メートル3センチ、体高1メートル2センチ、体重は同園で生まれたアジアゾウとしては2番目に重い132キロ。休園日の16日は、スタッフに見守られながら自ら母乳を飲んだり、昼寝をしたりしておとなしく過ごした。

 国内では、ほかに出産を数カ月以内に控えている事例はないとみられ、平成最後の誕生の可能性が高いという。

 同園の坂本小百合園長は「第1子が死産となり、涙を流しながら赤ちゃんを見ていたマミーが今、元気な赤ちゃんを産み、幸せな時を過ごせていることが夢のよう。(赤ちゃんの)かわいらしい姿を多くの方にご覧いただければ」とのコメントを寄せた。

 一般公開の日程や名前については検討中で、決まり次第、告知するという。