ひげ禁止訴訟で運転士勝訴、大阪

市に44万円賠償命令

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 大阪市営地下鉄(現・大阪メトロ)の運転士だった男性2人が内規に基づきひげをそるよう強制され、拒否したため不当な人事考課を受けたとして、市に慰謝料など計440万円やひげをそって勤務する義務がないことの確認を求めた訴訟の判決で、大阪地裁(内藤裕之裁判長)は16日、計44万円の支払いを命じた。

 訴訟で男性側は「ひげは服や髪と同様に個人の自由だ」と主張。市側は「ひげを不快とする市民の苦情を受けた。強制ではなく依頼しただけ」と反論していた。

 判決によると、大阪市交通局(当時)は「身だしなみ基準」を制定し、男性職員のひげを禁止。2人は従わず、低い人事評価を受けた。