「サポーター、チームに感謝」 ロアッソ巻が引退会見

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引退会見で笑顔を見せる熊本の巻=熊本市中央区(池田祐介)

 サッカー日本代表で活躍したJ3ロアッソ熊本のFW巻誠一郎(38)=宇城市出身=が16日、熊本市のホテル日航熊本で引退会見をした。16年間の現役生活を振り返り、「サポーターやチームの仲間がいたからこそ長く続けられた」と感謝した。

 巻は引退理由としてJ3降格に終わった昨季を踏まえ「チームをまとめきれなかった」と述べ、リーダーの役割を果たせなくなった点を挙げた。J3降格した中での引退には「本当に悩んだ」とし、年明けに決断したと明かした。

 熊本では2014年から5季プレー。熊本地震では支援活動に献身し、「被災して自分が多くの人に支えられていると再認識した」と語った。

 ブラジル戦に出場した06年のワールドカップドイツ大会に触れ、「超一流プレーヤーと時間を共有して準備の大切さなどを知り、素晴らしい経験をさせてもらった」と笑顔で振り返った。

 巻は大津高、駒大を経て03年にJ1市原(現J2千葉)入りし、代表Aマッチ38試合で8得点。J1では207試合53得点、J2では東京Vと熊本での231試合で16得点した。(樋口琢郎)