高校教諭、古本の値札貼り替え停職処分 「下町ロケット読んでみたかった」

©株式会社千葉日報社

 小説「下町ロケット」など古本5冊の値札を実際より安い値札に貼り替え、差額をだまし取ろうとしたとして、千葉県教委は16日、県立銚子高校(銚子市)の男性教諭(57)を停職3カ月の懲戒処分にした。教諭は同日、依願退職した。

 教職員課によると、教諭は昨年12月28日正午ごろ、自宅近くの旭市内のリサイクルショップで、古本5冊(計3700円相当)の値札シールの上に、他の古本からはがした108円の値札シールを重ね貼りし、計3160円相当をだまし取ろうとした。

 レジで店員が不審に思い、事情を聴くと、教諭が重ね貼りを認めたため県警に通報。詐欺未遂の疑いで任意の取り調べを受けているという。同30日、同居の母親が校長に報告した。

 教諭は県教委に対し「安く買えればいいと思った。(『下町ロケット』は)特番があるので読んでみたかった」などと話したという。

 本年度、県教委による教員の懲戒はこれで13件目。県教委は「教職員の不祥事をなんとしても根絶しなければ。再発防止に全力で取り組む」とした。