先日のトッテナム戦ではマンチェスター・ユナイテッドGKダビド・デ・ヘアが驚異のスーパーセーブを連発。そして15日にはアーセナルGKペトル・チェフが今季限りでの引退を表明するなど、今週はプレミアリーグを代表する名GKが話題の中心となっていた。
そこで英『Squawka』は、「プレミアリーグ歴代最強GKトップ10」なるランキングを作成。偉大な2人のGKは何位に入っているだろうか。
10位:シェイ・ギブン
ニューカッスルやマンチェスター・シティで活躍したギブンは、シュートストップに長けた反応速度の早いGKだった。プレミアリーグでは113回ものクリーンシートを達成しており、中堅クラブでのプレイが多いながらも名手と認められている。
9位:ティボ・クルトワ
プレミアでプレイした時間はそれほど長くないが、クルトワはチェルシーで2度プレミアリーグを制している。股間を抜かれる機会が目立ったり苦労した部分もあるが、やはりワールドクラスと評価されるだけのことはある。難しいシュートも簡単に見えてしまうところが長身GKクルトワの凄さだ。
8位:ペペ・レイナ
リヴァプールで活躍したレイナは、プレミア通算285試合に出場して134回のクリーンシートを記録。その達成率は47.02%と極めて高い。また足下の技術にも優れており、同メディアは当時プレミアの中でも特別な存在だったとテクニックを称えている。
7位:イェンス・レーマン
やや波のあるパフォーマンスではあったが、レーマンはあの無敗優勝を達成した当時の守護神だ。伝説の2003-04シーズンは全38試合に出場し、実に21回のクリーンシートを記録している。アーセナル最後のプレミア制覇の味を知るGKとして特別な存在だ。
6位:ジョー・ハート
近年はやや苦戦しているが、マンチェスター・シティ時代のハートは頼もしいGKだった。プレミアリーグ制覇も2度経験しており、長年イングランドの守護神を任されてきた。今季はバーンリーで77回のセーブを記録しているが、これは現時点でリーグ4番目に多い数字だ。
5位:ダビド・デ・ヘア
少し順位が低いと感じた者もいるだろうが、デ・ヘアに欠けているのはプレミア制覇の数だろう。2012-13シーズンには1度経験しているが、トップ3に食い込むにはもう少しタイトルが欲しい。その実力は誰もが認めているだけに、それに見合うトロフィーの数が求められている。
4位:エドウィン・ファン・デル・サール
そのデ・ヘアにとっての先輩である元マンチェスター・ユナイテッドGKファン・デル・サールは、プレミアを4度制しているレジェンドだ。リーグ戦では313試合で132回のクリーンシートを記録しており、リオ・ファーディナンドらと形成する守備網は当時最強だった。同メディアもマンUにとってピーター・シュマイケル以降では1人目のワールドクラスGKと称えている。
3位:デビッド・シーマン
イングランド代表の守護神としてアーセナルを支えたシーマンは、ポニーテールが特徴の名手だ。プレミアのタイトルも2度獲得しており、アーセナルはなかなかシーマンを超える守護神を見つけることができずにいる。
2位:ペトル・チェフ
ここでチェフだ。プレミアリーグにおいてクリーンシート数が200を超えているのはチェフだけで、チェルシーでプレイしていた2004-05シーズンには実に24回のクリーンシートを記録している。チームとしても当時のチェルシーは伝説に残る堅守を誇っていた。リーグタイトルも4度獲得し、プレミアでのセーブ数1005回も歴代最多と、プレミア最強GKに挙げる人も多いはずだ。
1位:ピーター・シュマイケル
そのチェフをも抑えたのがマンUで活躍したシュマイケルだ。シュマイケルはプレミアを5度制しており、マンUでは伝説の3冠も経験した。熱いプレイスタイルも特徴的で、マンU時代にはゴールに背を向けた状態からのシュート、アストン・ヴィラ時代にはコーナーキックからボレーシュートを決めるなど記憶にも残る存在感抜群のGKだった。
デ・ヘアは今後の活躍次第ではトップ3に入ることも可能かもしれない。チェフはシュマイケルより順位が下となっているが、それでも歴史に名を刻んだ名手なのは間違いない。