西武内海、昨季の投球回数と同じ82個のランドセルを寄贈「今年は最低3桁を」

児童養護施設を訪問した西武の内海哲也(中央)【写真提供:埼玉西武ライオンズ】

2009年1月に設立した「内海哲也ランドセル基金」、総数は1412個に

 巨人から西武に移籍した内海哲也投手(36)が、鹿児島県奄美大島にある児童養護施設「カリタスの園 白百合の寮」を訪問し、4月から新小学1年生になる子どもたちにランドセルをプレゼントする贈呈式を行った。

 内海は、2009年1月に「内海哲也ランドセル基金」を設立。奪三振数や投球イニング数といったシーズン中の自身の成績に応じた数のランドセルを、様々な事情で親元を離れて暮らす児童養護施設の児童に毎年寄贈している。

 今年は昨シーズンの投球回数「82」にちなみ82個のランドセルを寄贈したが、「1イニング1イニングの積み重ねがランドセルの寄贈にもつながって、2つの良いことが起こるので、とにかく1軍で投げたいです」と抱負を話した内海。贈呈式前には、内海と合同自主トレを行っている巨人の今村信貴投手、大江竜聖投手も参加し、子どもたちとキャッチボールなどをして交流。「みんな上手でレベルが高いなと思いました」とはにかんだ。

 子どもたちとの交流を終えた内海は、「出来れば2桁勝利、そしてここ数年は規定投球回に達してないのでその数を目指します。最低でも3桁は行きたいです!」と今季のフル回転を誓った。

 内海は、2016年にこの活動が評価され、その年のプロ野球で活躍する監督、選手の社会貢献活動を表彰する「第18回ゴールデンスピリット賞」を受賞。今年は今春の入学式までに順次、各地の子供たちに82個のランドセルを届けることになっており、これまで寄贈したランドセルの総数は1412個となった。(Full-Count編集部)

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