チェルシーのスペイン代表FWアルバロ・モラタがアトレティコ・マドリードとの移籍合意に近づいているようだ。イギリスメディア『skysports』が報じている。
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モラタは、2年前の2017年夏にレアル・マドリードから当時のクラブ史上最高額となる7000万ポンド(約97億円)でチェルシーに加入。持ち前のポテンシャルで得点を重ねていたものの、負傷明けからはパフォーマンスが落ちてノーゴールの日々が続いていた。チェルシーで居場所を失いつつあったモラタは、かねてから希望していたマドリードへの帰還をクラブに伝えていたが、最前線の層が薄いチェルシーは後釜が決まるまで退団を保留にしていたという。そして今回、ユベントスからACミランにレンタル中のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインを、買い取りオプション付きのローンで獲得することが濃厚となったため、モラタの放出を容認する形となった。
直近のプレミアリーグ第22節ニューカッスル・ユナイテッド戦ではハムストリングの負傷でベンチ外となっていたモラタだったが、試合2日後の月曜日にはマドリードにいる所を写真に撮られていた。センターフォワードでファーストチョイスではなくなり、本職でないベルギー代表FWエデン・アザールにまでポジションを奪われていたモラタ。アトレティコは移籍金4500万ポンド(約63億円)を満額支払う意向を示しており、奇しくも以前チェルシーに所属していたスペイン代表FWジエゴ・コスタと同じルートを辿ることとなった。