阪神淡路大震災から24年  6434人の鎮魂を祈り 県内各地で追悼のつどい

6434人が亡くなった阪神淡路大震災から17日で24年。

県内各地では、地震発生時刻の午前5時46分に合わせ、追悼行事が営まれました。

神戸市中央区の東遊園地では、追悼の象徴となっているガス灯「希望の灯り」が分灯され、「1.17」や「つなぐ」という文字の形に並べられた竹灯ろうにともされました。

そして、午前5時46分。 黙とうがささげられます。

芦屋市の西法寺では、ドラム缶で作った「追悼の鐘」が鳴らされました。 この寺には震災直後およそ70人が避難し、ドラム缶に沸かした湯で被災者の体を温めました。

一方、震源となった野島断層を保存する淡路市の北淡震災記念公園では、震災で亡くなった淡路島の住民63人と同じ数のろうそくを竹筒に入れて池に浮かべたあと、遺族らが午前5時46分に黙とうをささげました。

神戸の諏訪山公園にあるビーナスブリッジでは、トランペットの音色と共に震災犠牲者を追悼する鐘の音が響き渡りました。 ビーナスブリッジでの「追悼のつどい」は、被災者にあすへの希望をもってもらおうと1996年から続けられてきましたが、メンバーの高齢化や準備の負担などからことしが最後となりました。

あの日から24年。 震災を伝える取り組みの継承が求められています。

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