Wソックス7年1億7500万ドルのオファー報道をマチャド代理人が否定

ホワイトソックスがマニー・マチャドに対してオファーを提示したことが報じられ、そのオファーは総額1億7500万ドルの7年契約であると言われているが、過熱する報道に対してマチャドの代理人を務めるダン・ロザーノがコメントを発表した。ロザーノはボブ・ナイチンゲールやバスター・オルニーといった敏腕記者に対する敬意を表しつつも、マチャドに対するホワイトソックスのオファーに関する報道は「完全に間違っている」と断言。7年1億7500万ドルという報道を否定した。

ロザーノが反応したのは、複数のメディアが伝えている「ホワイトソックスがマチャドに対して7年1億7500万ドルのオファーを提示した」という報道だ。マチャドはアレックス・ロドリゲスの10年2億7500万ドルやジャンカルロ・スタントンの13年3億2500万ドルといった過去最大級の契約に匹敵する巨額契約を目指していることが報じられていたが、獲得レースに参戦するチームが予想以上に少なく、現時点で参戦中のチームはフィリーズとホワイトソックスの2球団だけであると見られている。この状況のなかで、当然ながらマチャドが目指しているような巨額契約が実現するはずもなく、マチャド側としては厳しい状況。ロザーノが発表したコメントには、マチャドのプライドを守る意図もあるのだろう。

マチャドの獲得レースに関しては「ミステリー・チーム」の存在を指摘する声もあり、思わぬ球団が思わぬ好条件をマチャドに対してオファーする可能性も残っている。しかし、フィリーズはマチャドよりもブライス・ハーパーとの契約成立を重視する方針にシフトしつつあり、相思相愛と見られたヤンキースも撤退が濃厚となるなど、マチャドにとって理想的な展開となっていないことは否定できない。

打率.297、37本塁打、107打点、OPS.905という自己最高のシーズンを過ごしたばかりの26歳の遊撃手兼三塁手は、最終的にどのような契約を手にするのか。1月も後半に突入し、スプリング・トレーニングの足音が聞こえ始めるなか、代理人であるロザーノの手腕が問われることになりそうだ。

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