県内で児童ら避難訓練「災害いつ起きるか」【大分県】

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訓練で椅子の下に隠れる児童=17日午前、大分市の鶴崎小

 6千人以上が犠牲となった阪神大震災から17日で24年。県内の小中学校では大地震や津波に備えた避難訓練をした。児童生徒らは、緊張感を持って訓練に臨み、緊急時の対応を学んだ。

 大分市の鶴崎小学校(佐藤由美子校長、346人)では、全校生徒や教職員ら約360人が参加した。南海トラフを震源とした地震が発生し、大分市中心部で震度5強の揺れを観測。津波も発生した―との想定。地震を知らせる校内放送が流れると、児童らは一斉に机の下に隠れた。揺れが収まったのを確認した後、担任の誘導で速やかに屋上階に避難した。

 水消火器を使った消火訓練もあった。各クラスの代表児童は市大分東消防署の署員に使い方を学び、放水を体験した。訓練後、佐藤校長が「災害はいつ起きるか分からない。落ち着いて行動できるよう心掛けましょう」と講評。全員で大震災の犠牲者に黙とうをささげた。児童会長の奥本栞さん(12)=6年=は「ちゃんと並んで素早く移動できた。実際の災害のときに、何をすれば良いのか分かった」と話した。

 発生日の17日は国が定める「防災とボランティアの日」。15~21日は「防災とボランティア週間」。同市は期間中を中心に全小中学校83校で訓練を計画している。