エースのハリー・ケインが負傷離脱してしまったトッテナムは、この1月に新たなFW獲得へ動く必要が出てきた。ソン・フンミンもアジアカップを戦うために韓国代表へ合流しているため、FW不足は深刻だ。
すでに候補者としてボーンマスFWカラム・ウィルソンなどの名前が上がっているが、英『Football London』はMLSからレンタルでFWを獲得してはどうかと提案している。MLSは3月から新シーズンがスタートするため、3月まで短期レンタルで欧州サッカーに加わる選手も珍しくない。
MLSには魅力的なストライカーがおり、ベテランならばLAギャラクシーでプレイするズラタン・イブラヒモビッチ、DCユナイテッドのウェイン・ルーニーとプレミアリーグで結果を出してきた選手もいる。短期間のストライカーとしては実に魅力的だ。
また、将来が楽しみな選手としてはアトランタ・ユナイテッドでプレイするベネズエラ代表の25歳FWホセフ・マルティネスも興味深い。何よりアトランタは今季のMLSを制したチームで、マルティネスは得点王と年間MVPをダブル受賞している。得点数は39試合で35得点を記録しており、即戦力になるのは間違いない。
またマルティネスは以前セリエAのトリノに所属した経験も持っており、いつか欧州の舞台に戻ってくる可能性は高い。短期レンタルだけでなく完全移籍としてマルティネスを欲しがるクラブも出てくるはずだ。同メディアはアトランタ側がエースのマルティネスを短期レンタルに出すのは嫌がるはずと見ているが、ケインの穴埋めに最適な選手と言えるかもしれない。