生育順調 「麦踏み」に汗 稲作の代替試験栽培

農機具を使って「麦踏み」の作業に励む農家=17日午後、えびの市島内

 霧島連山・硫黄山噴火後に長江川が白濁した影響で昨季の稲作を断念したえびの市島内の水田で、農業法人「西郷営農」(種子田幸三郎代表、社員7人)がもち麦の試験栽培に挑戦している。17日は寒風が吹きすさぶ中、社員らが若芽を農機具や靴底で踏みつけて成長を促す「麦踏み」に精を出した。いまだ稲作再開の見通しが立たない中、前に進もうと代替作物での収入確保を模索している。

© 株式会社宮崎日日新聞社