[日本代表]塩谷の豪快ミドル逆転弾炸裂 苦しみながらも3連勝で首位通過! 

森保監督の期待に応えて見せた塩谷(中)photo/Getty Images

日本代表は17日、UAEで開催されているアジアカップのグループF最終節で、FIFAランク95位のウズベキスタン代表と対戦した。すでに決勝トーナメント進出を決めている日本だが、同じ勝ち点のウズベキスタンに得失点差で下回っているため、首位通過を果たすには負けられない戦いだ。

アジア杯は「総力戦」と述べていた森保一監督はこの一戦で、オマーン戦からスターティングメンバーを大幅に変更。FW北川航也のみを残して、全ての選手を入れ替えた。最年長のMF青山敏弘や追加招集されたMF乾貴士、第2節で途中出場を果たした武藤嘉紀らが先発起用されている。

これまでの対戦相手(トルクメニスタン、オマーン)とは違い、前線から積極的にプレッシャーをかけ、攻撃にも人数をかけてくるウズベキスタン。こういったこともあり、序盤から両チームが一進一退の攻防を見せる。そして日本はサイドから崩される場面もあったが、20分にチャンスを作る。クロスのこぼれ球に乾が反応。ペナルティアークからダイレクトボレーでゴールを狙うが、これはGKのセーブに阻まれた。

なかなかゴールが遠い日本は、40分にピンチを迎える。スルーパスからDFの裏へ抜け出したショムドロフにゴール前まで持ち込まれると、戻って守備に入った槙野と三浦弦太の間をうまくかわされ、ゴールネットを揺らされた。ただ、先制点を許した日本だが、すぐさま反撃を試みる。43分、室屋成が個人技で勝負を仕掛け、右サイドを突破。中央へふわりとしたクロスを入れると、武藤が頭で合わせ、試合を振り出しに戻してハーフタイムを迎えている。

後半に入ると、ミドルレンジから積極的にゴールを狙う日本。伊東純也、武藤、乾と立て続けにミドルシュートを放つが、惜しくもゴールとはならない。しかし58分、そのミドルレンジからのシュートで勝ち越しに成功する。クロスのこぼれ玉をペナルティエリア手前で拾った塩谷司が右足一閃。ダイレクトで少しアウト回転をかけたシュートが、ゴール右に突き刺さった。

終盤ウズベキスタンの猛攻に苦しんだ日本だが、GKシュミット・ダニエルを中心に粘り強く守りきり、2-1で逆転勝利を収めた。この結果、日本代表は苦しみながらもグループFで首位通過を決めている。なお、日本代表はラウンド16でグループEの2位(カタールかサウジアラビア)と対戦予定となっている。

[スコア]
日本代表 2-1 ウズベキスタン代表 

[得点者]
日本代表:武藤(43)、塩谷(58)
ウズベキスタン代表:ショムロドフ(40)

[スターティングメンバー]
日本代表:シュミット、室屋、三浦、槙野、佐々木、青山、塩谷、伊東、武藤(→遠藤 85)、乾(→原口 81)、北川(→冨安 90+3)

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