鉾田北小児童 育てた野菜、店で販売

「買ってくれてうれしい」

©株式会社茨城新聞社

野菜の販売体験に取り組む鉾田市立鉾田北小の児童たち=同市舟木

子どもたちに農産物の生産から販売までの流れを学んでもらおうと、鉾田市立鉾田北小(豊田昌幸校長)の児童たちが17日、同市舟木のスーパー「セイミヤ鉾田舟木店」で、野菜の販売体験に取り組んだ。店頭に設置した販売コーナーには新鮮な野菜がずらりと並び、保護者や買い物客でごった返した。

販売体験は、旧舟木小時代から3年生が毎年取り組んでおり、今年で6回目。児童たちは、総合的な学習の時間を活用して苗植えや種まきを実施。販売に当たっては、社会の授業を使って同店で商品陳列の方法なども学んだ。

この日は午前と午後の部に分かれ、3年生計約60人が参加。ダイコンやハクサイ、リーフレタス、キャベツ、サツマイモをそれぞれ150円で販売した。商品には、児童たち手書きのお勧めレシピも添えた。

「いらっしゃいませ」「新鮮な野菜いかがですか」と、児童たちの元気いっぱいのアピールに、同コーナーは午前、午後ともに販売開始前から行列ができる人気ぶり。買い物客への声掛けや会計に加え、袋詰めや商品補充も児童が担当するなど、板に付いた接客や運営ぶりに、買い物客にも笑顔が広がった。

ハクサイの販売を担当した箕輪渚生君(9)は「丁寧な言葉を使うように心掛けた。お客さんが買ってくれてうれしかった」とにっこり。キャベツを販売した側高樹里さん(9)は「野菜を買ってもらえて楽しい気持ちになった」と話した。

児童のために自宅脇の農地などを提供した同市舟木の今泉和介さん(67)は「栽培から学ぶことで野菜嫌いを克服するきっかけになったり、大切に育てなければ売り物にならないことを学んだりしてもらえればうれしい」などと話した。 (大平賢二)