大泉洋が、本上まなみを料理にたとえると…? 札幌で映画「そらのレストラン」合同記者会見

1月25日に公開される映画「そらのレストラン」の札幌合同記者会見がこのほど行われ、主演の大泉洋、本上まなみ、深川栄洋監督が出席した。「しあわせのパン」「ぶどうのなみだ」に続く大泉主演の“北海道映画”シリーズ第3弾となる同作は、道南の町・せたなが舞台。海の見える牧場で酪農とチーズ作りに励む主人公・設楽亘理(わたる)を演じた大泉は「仲間との友情がテーマだったので、感情移入しやすかった」と手応えを話した。

物語は、妻のこと絵(本上)ら家族や、食への思いを共有する農業仲間たちと仲良く暮らす亘理が、カリスマシェフ・朝田一行(眞島秀和)と出会うことから始まる。彼の料理を通し、自分たちの作る食材の可能性に気付いた亘理は、あるアイデアを発案。ところが、それを実現させる前に、チーズの師匠であり、父親的存在だった大谷雄二(小日向文世)が倒れてしまう…。せたなに実在する自然派農民ユニット「やまの会」をモデルに、亘理の農業仲間を岡田将生、マキタスポーツ、高橋努、石崎ひゅーいが演じる。ほか、安藤玉恵、庄野凛、鈴井貴之(友情出演)、風吹ジュンが出演する。

大泉は「本当に仲の良い現場で楽しかったです。特に、歓楽街がある八雲町に泊まった僕以外のマキタさんたち男性キャスト陣は、みんな一緒に現場入りしていて、空き時間に台本を読み合わるなど、まるで劇団のような“結束力”(笑)。僕と本上さんはある意味、劇団の“客演”のようでしたね」とロケを振り返ると、深川監督は「実の劇団の演出家は、大泉さんだと思います。私は総合監督的なポジションで、普段以上に俯瞰で役者さんを見ていました。アクシデントも大泉さんが拾ってくれるので、撮影したカットの9割は1発OKでした」と返した。また、亘理の妻を演じた本上は「こと絵は穏やかで優しい女性ですが、しっかりした芯を根底に持ち、そこが家族を支える役割を担っています。たたずまいで見せる部分だったので、難しかったですが、監督からアドバイスも頂きながら役を作っていけたと思います」と役への思いを語った。

劇中には、チーズをはじめ、魅力的な食材や料理がふんだんに登場する。映画のタイトルにちなみ、「本上さんを料理にたとえると?」という記者の質問に対し、大泉は「とろっとしたチョコレートをフルーツなどにコーティングする…チョコレートフォンデュですね。果物に優しくまとう、魅惑的でエレガントなイメージでしょうか」と答え、笑いを誘った。

【作品情報】


「そらのレストラン」
1月25日(金)全国ロードショー
出演/大泉洋 本上まなみ 岡田将生 マキタスポーツ 高橋努 石崎ひゅーい 眞島秀和 風吹ジュン 小日向文世 監督・脚本/深川栄洋 脚本/土城温美
公式サイト
https://sorares-movie.jp/
公式Twitter
https://twitter.com/sorares_movie

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